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この季節だからこそ、”薬”味の生姜!
こんにちは。言語聴覚士の池田です。
早朝から生姜を千切りにしながら、想いを馳せております。
そんな今回は、皆様もよくご存知の生姜について。
その重要な成分は大きく2つです。
1つ目は、ジンゲロール
ぴりっとくる辛さのもとです。
生の生姜に多く含まれ、血管拡張作用と、強い抗菌作用があるといわれます。
血行不良に伴う頭痛や肩こり、吐き気を抑えたり、胃腸の調子を整える優れものです。
お寿司に添えるガリは消化を促進し食中毒予防にもなりますし、生の生姜を入れた生姜湯などは解熱作用もあります。
2つ目は、ショウガオール
あとからじんわりくる辛さのもとです。
乾燥や加熱後にジンゲロールが変化した成分で、生と同様の作用もあります。
それに加えて、特に血行や代謝の改善など、体を温めて血流を良くし、プロスタグランジンの働きを抑え頭痛や生理痛などに対する鎮痛効果も得られます。
さらに強力な抗酸化作用で抗がん作用や、美容面・ダイエットへの効果も期待大。
これからはうだるような暑さに負け、つい冷たいものばかりを摂取しがちになってしまいます。
その時は良くても、胃は冷やされて疲労し、食欲不振になり、また冷たいものしか取れず、さらに疲労し、と悪循環…。
いざ料理…となるとつい面倒に感じてしまいますが、切る・すりおろすなどたった1〜2分の作業時間追加で健康を維持できるなら、こんなにいいことはないですよね。
しかも1日たった10g程度でいいんですから。
栄養やその摂取方法についても、私たち言語聴覚士に相談してくださいね。
何よりもまずは皆様が万全の体調で夏を迎えられるよう、サポートしていきます。
脱水や熱中症対策は健康であってこそ、ですよ!