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エンパワーメントプロジェクト

ADL評価モデル講師

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障害をお持ちの方の「社会参加」×作業療法士「教育」により次世代を担う人材を育てる

ADL評価モデル講師

ADL評価と目的

利用者様が日常生活においてどのくらいの動作を行えるかどうかを判断するために、ADL評価があります。
利用者様の心身機能の状態を的確に把握し、積極的に社会参加を働きかけることでQOLを高め、自己実現を目指していただくことを目的としています。

  • プロジェクト発足の経緯

    誰かに必要とされること。それは誰しもが感じる、人間の根源的な本能としての欲求です。
    社会参加という形で自身の生きがいを必要とする利用者様。 そして、実践的な症例モデルを体験できる環境を必要とする学生。 お互いがお互いを必要とする関係を支援し、未来へつないでいくためにこのプロジェクトが生まれました。

    プロジェクト発足の経緯
  • ADL評価モデル講師とは

    障がいのある方と作業療法士が療法士養成校に出向き、生徒がOSCE(客観的臨床能力試験)の一環として行う身体機能、生活動作の評価のお手伝いをします。

    生徒にとっては、臨床実習に向けた評価の訓練となり、また一方で、障がいのある方には社会参加の一つとなっております。

    ADL評価モデル講師とは

CHART

FLOW

ご利用開始までの流れ

お問い合わせから、実施までの流れをご説明いたします。

  • お問い合わせ

    事業所へお電話・FAX、又はメールにてお問い合わせください。

  • 打ち合わせ

    学校法人の方へ実際の研修内容などについて、詳細に説明させていただきます。

  • 業務・日程調整

    利用者様と当社スタッフの業務内容および日程調整を行います。

  • ADL評価モデル実施

    利用者様と当社スタッフが学校法人へ出向き、学生の皆さんにADL評価を体験していただきます。

PROJECT 1 DAY

プロジェクトの様子

  • スタッフが集まってミーティングしている写真

    症例の障がいに合わせた評価計画について話し合っています。フィードバック。

  • 手に金属の棒を当てている写真

    温度・痛覚の評価を実施しています。

  • 横になったご利用者様の腕の可動域を調べるスタッフの写真

    上肢の関節可動域の評価、また筋緊張の評価を実施しています。

  • ご利用者様の拳を握るスタッフの写真

    握り、上肢のリーチの範囲の評価を実施しています。

  • ご利用者様の股関節の可動域を確認する女性スタッフの写真

    股関節の関節可動域の測定をしています。

  • 足首の可動域を確認している写真

    足関節(足首)の関節可動域の測定をしています。

  • 階段をのぼるご利用者様の写真

    階段昇降の動作確認の評価をしています。

  • 診察用ベッドに腰掛けるご利用者様の写真

    評価中に被験者として役に立てることが嬉しく、お互いが緊張している場面です。

MOVIE

動画でみるADL評価モデル

利用者様の障害という個性を活かし、社会貢献のために手を取り合うことで、学生は臨床実習に向けて実践的な経験を得ることができます。 このADL評価モデルというプロジェクトは、利用者様と学生、それぞれの自己実現に向けて踏み出す1歩を支援しています。

VOICE

プロジェクト参加者の声

  • 評価モデル参加後の利用者様の感想

    右片麻痺・溝音障がい(50歳・男性)

    今回の企画は、参加したすべての方にとって有意義なものでした。
    特に、学生さんが上手く評価を行えなかった部分については、とても価値があると感じました。知識として得た情報と実際の状態が異なるということを、私を通じ気付きを得てもらったことが大変嬉しく感じます。
    今後、作業療法士などの重要性は増えていくと思います。そうしたなかで再びモデルとして必要としてもらえたら、協力していきたいと思います。

  • 利用後に頂いた学生からの感想

    ADL評価モデルを体験した学生からの感想

    普段、障がいを持つかたやセラピストのかたと関わる機会はなかなかないため、実際を学ぶ非常にいい機会になりました。教科書通りだけではなく人の数だけパターンがあることも、生の体験をもって学べました。今後の自分の学習に必要なことや自分がセラピストとしてどうありたいかを改めて考える時間になり、とても貴重な体験だったと思います。

  • 利用後に頂いた教員からの感想

    次世代を担う人材を共に育てている

    作業療法学生にとって、臨床実習以前にクライアントと直接触れ合う機会を得ることは、実習への漠然とした不安を軽減することにつながります。
    今回このプロジェクトに参加してみて、病院でのリハビリの様子や良好な関係性を築くために重要な姿勢など、学生はクライアントの皆樣から数多くの大切なことを学ぶことができました。そのため臨床実習に向けた精神的な準備ができたように思います。
    また、地域で生活されているクライアントの皆樣と担当セラピストがペアで訪問してくださったことで、学生は単に評価体験するにとどまらず、セラピストとしての振る舞い方や、手技、評価のリーズニングといった多角的な視点を学ぶことができました。
    作業療法士養成教育の現場と実際の臨床現場を直接結ぶこのような取り組みは、次世代を担う人材を共に育てているという意識を教育者と実習指導者が直接共有できる稀有な機会だと思います。

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