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できる連携、できない連携?①

できる連携、できない連携?①

こんにちは、言語聴覚士の池田です。

連携連携、とは言いますが、地域生活期のリハビリでは病院のようにうまくいかないこともしばしばあります。

……という考えが、最近は大いに覆されてきました。

そう思った出来事のひとつは、担当させていただいている方が病院受診時に嚥下造影検査(VF)を行うということになった時。
この方は退院時に、食べることに対しての希望を失っていて、私に何度も怒りや不安や絶望をぶつけていました。
それでも注意を守り、こつこつと3ヶ月間リハビリに励まれ、直接訓練で食上げ(食形態を、その方にとってより良く望ましいものに変更すること。極端に言えば一歩常食に近付けること。)を目指して練習してきたんです。病院勤務時代ならとんとんできたこの検査も、地域では貴重な検査。
そのため、VF予定日の2ヶ月前からしつこく確認しながら「この日までにここまでできるようになる、そして次にこのステージに上がる」と決めて、練習に励みました。

目標までの通過点に過ぎない、完全に理想的なVFに燃えた私は、担当医にリハビリ経過や今後の計画、目標を記した報告書を作成しました。

そもそも目を通していただけるのかな…という不安も当然ありました。多忙な、大きな病院の医師が、訪問看護ステーションのいち言語聴覚士の、さらに検査に寄せたリハビリの報告書になんて。それでも、この方の思いと努力をどうしてもみて欲しかった。
そしてお互いに、確実な成功体験を積みたかったのです。


検査の翌日、その方は満面の笑みで「そこにいた全員に褒められたよ、すごく良くなりましたねって!」と開口一番仰いました。

検査の前はとても緊張して不安だったこと、それでも私が検査当日用にと嚥下の注意点を書いた小さなメモを持って焦らずに気をつけてできたこと、そして何より良い検査結果が自信になったこと、ひとつひとつ興奮しながら教えてくださいました。

さらに、担当医からは検査報告書とVFのDVDをいただけたのです。これには私も飛び上がって喜びました。ご本人曰く、担当医は検査の前に時間をかけて私の報告書を読んでくださったとか。もう嬉しすぎる。

医師の見解や画像の有無は、今後リハビリを進めていく上でとてもありがたいものです。それが迅速に、とても丁寧にご対応いただけてとても感動しました。
特に地域生活期では病院の医師に直接お目にかかれる機会は少ないため、こんな風に詳細なご報告をいただけると本当に勉強になるのですが、何よりこの方に関わっている全員が、この方を良くしようと強く思っている、ということがわかったことが嬉しかったのです。
それがちゃんとお互いに伝わることが連携の大事なファクターですよね。それを心から実感しました。

ケアマネージャー様とも細かなところまで連絡をとらせていただけたり、他社の訪問看護師とも嚥下訓練の手技を確認し合えたり、もちろん理学療法士とも密に経過を確認できたり、日頃から顔の見える連携を心がけている私たちですが、そこに医師が加わったことでより一層強固なものになったような感じがしています。

あぁ、これこれ……!という、私の武者震い必至ポイント。
ひとつめです。

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