伝達講習

2018年08月16日(木)

皆さま、こんにちは。
船橋サテライトの作業療法士、亀田です。
あっという間に8月も半ばになりました。
暑い日も続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

7/24にサテライト所長の佐々木より、船橋サテライト内で作業療法士（OT）向けに伝達講習が開催されました。

題材は、「生活行為向上マネジメント基礎研修」の内容について。

今年、作業療法の定義が33年ぶりに変更になりました。
「作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療・指導・援助である。
作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。（原文のまま）」

目的や価値を持つ生活行為。
それは各個人により異なります。
衣食住に関わることだけではありません。

例えば。
認知機能が低下してきて、日常生活において少しの援助が必要な方。
ご自宅にはお庭があります。
長年お世話をされて来たお庭であり、家族と過ごした思い出もあるお庭です。
お庭に出ると、庭木の手入れの方法や、どこで買ってきたものか、どんな思い出があるのか、などをどんどん話して聞かせてくださいます。
この方にとっては、庭仕事はとても「価値のある」生活行為です。

このように価値のある生活行為を一緒に行うことで脳機能は賦活され、表情は豊かになり、会話が弾みます。

私たち作業療法士は、利用者様やケアマネさんに胸を張ってきちんと「作業療法とはなにか」を説明出来るようになりたいものです。

知識を得ることは楽しみです。
新しいことに柔軟に対応できるよう、日々勉強していきたいです。