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実習生が来ました!!

実習生が来ました!!

船橋サテライトにて2名の実習生を受け入れました。
こんにちは船橋サテライト、作業療法士の藤岡です。
入職して5ヶ月経ちました。上長、同僚に協力いただきながら訪問しております。
先日、2月3日(月)~7日(金)並びに2月17日(月)~19(水)の計8日間に船橋サテライトに実習生が来ました。
この間、私はバイザーを拝命しましたのでブログを通じて実習の内容や所見を書かせてもらいます。

リハビリの実習では評価実習、総合実習と概ね2回実習があります。その中で今回は評価実習前の演習になり、
実際に利用者様の既往、現況把握をして生活行為の向上に関し考察し文面に起こすというものです。
生活に密着した着眼点は、病院や施設ではみられない利用者様の「生活の在り方」を知ることになります。
生活行為全般でどこに、どのように作業療法士として関わる事ができるのか。
このような視点に立ち、今回は「生活行為向上マネジメント」と呼ばれるツールを使っての実習となりました。
地域包括ケアシステムの中で作業療法がどう貢献できるのかを国民にわかりやすく「見える化」したものです。
MTDLPとも呼ばれこちらは英語のManagement Tool for Daily Performanceの頭文字をとったものです。
また生活行為向上マネジメントを学ぶ、実践する場として訪問リハビリテーションは最適な分野であると思います。

実習生にとっては時間通りに訪問先に伺う事や、演習に必要な情報をどのように利用者様から聴取するのか。
そして集めた情報をどのように組み立ててアセスメントするのか。
焦点化した目標は本当に利用者様に必要なものなのか。このように多くの事を学生自ら考える事になります。

自らの言葉で文章を起こし疑問点や質問を伝えてくる学生を通じて、「がんばってるな」「ちょっと着眼点が違うかな」と思う場面がありながらも、他方では改めてリハビリテーション、作業療法の深さに思い至る事にもなりました。
生活行為の向上を「信じて」訪問する。この視点はどことなく教育者に近いのではないかと思いました。
誰も学生の向上を信じない教師はいない。これと同様に生活行為の向上を信じないセラピストはいない。
利用者様の回復を信じて訪問する。作業療法、理学療法を通じて生活行為が向上する。
今回学生とのやりとりを通じて学生の向上を信じている自分がいるのに気づきました。
そして学生を通じて「利用者様の生活向上を信じる」という視点に今回気づく事になりました。

「歩く距離が延びたよ」
「台所に長く立てるようになったよ」
「杖を使ってなんとか買いものいけたよ」

なにげない会話の中にある上記する無数の言葉たちは利用者様からの「ありがとう」であったりするのかもしれない。
今回の学生を通じて「信じる」という事の大切さに改めて気づかされました。
引き続き慢心することなく、努力を惜しまず、ただひたすら「信じて」訪問をしていきたいと思います。