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「ノーマルライフ」、一考。
こんにちは、言語聴覚士の池田です。
介護予防教室などにひっぱりだこ、弊社の人気理学療法士(!)河部と2人で、先日船橋市内で開催された認知症カフェに行ってきました。
会場はログハウス風の素敵な建物!どきどきしながら入口に向かうと、いち早く気付いたスタッフさんが「こんにちは!」と元気に声をかけ招いてくださいました。
オープンから15分程度しか経っていなかったにも関わらず、カフェは超満員。
すでに皆さんあちこちで盛り上がっていましたが、私たちのことも「若い人は大歓迎!」といってすぐに輪に入れてくださいました。
ケアマネジャーさんや市役所の職員さんなど、幅広い立場の方も顔を出しつつ、寛がれています。
途中、参加者の民謡の披露など、趣味・特技を活かした時間もあり、「ちょっと地域の視察へ…」程度のはずが、おかげさまでとても実りある時間となりました。
この認知症カフェ。
名称に配慮し「オレンジカフェ」「Dカフェ」などと掲げて開かれています。
日本では政府が約2年前から打ち出している認知症施策ですが、発祥の地と言われているオランダでは「ノーマルライフ」を鍵として、もう20年も前から取り組んでいるそうです。
各施設などのまだまだ本当に小さな枠で、スタッフが手探りで進めているこの施策。
そのため会場によって、その内容は様々です。
2025年問題を目前にして、後進だからと焦ったり捻くれたりしたいわけではないですが、もう20年も先進の国があるんです。
せっかくですから、先輩国が作り上げたノウハウからきちんといい面を、効率よく取り入れていければいいですよね。
鍵が「ノーマルライフ」ならばこそ、私たちも専門職としてお手伝いできる方法が、必ずあります。
どんどん地域に出て、どの職種もそれぞれの立ち位置を活かして。
でもこんな風に、まずは私たちが楽しめる空間を創りたいなぁ……としみじみ思いながら、コーヒーとケーキをおいしく戴いたのでありました。