採用情報
電話のボタン
新規依頼申し込みはこちらケアマネージャー向け
パンフレットはこちら PDF
TOP > スタッフブログ > ブログ > 言語聴覚士(ST) > 訓練と、モチベーション①
  • ブログ
  • 言語聴覚士(ST)

訓練と、モチベーション①

訓練と、モチベーション①

こんにちは、言語聴覚士の池田です。

どの職種でもそうですが。
例えば失語症の訓練でも、このタイプにはこの訓練、といったようにまずは学んでいきますよね。
もちろん、基礎中の基礎を。

そして実習の前には夜遅くまでSLTAや、WAIS、WAB、WMSR…などなど、
とにかく検査を片っ端から、クラスメイトをとっかえひっかえしながら叩きこんだっけ……
教示文の一言一句間違えないように何度も声に出して覚えたっけ……
声の高さや大きさ、教示の速度も、しつこく“基準”を追究したっけ……
なんて、懐かしい(多くは負の?)思い出が蘇ります。
その苦労話が肴になるセラピストは多いのではないでしょうか。

さて、臨床で何千例と担当させていただいてこそ、ようやく身にしみてわかることがあります。
それはやはり、基礎の大切さ。
基礎、といわれる所以がそこにはきちんとあります。
そして一番、臨床で差が出てくるところだと感じています。
例えば、「どうして義務教育は必要なの?」みたいなことと同じですよね。
私達が自分や相手の様々な可能性や個性などを理解し引き出す上で、きちんとベースに置かなくてはならない。
というよりも、そもそも基礎がなければ引き出しは作れません。

まずは最低限、例えばその方に“必要な”検査の、“内容や意図を正しく理解し、正しく使用できる”ということや、
バイタルサインを正しく評価し、その変動の原因となりうることをいくつも挙げられるということなど。
しかし臨床に一歩でてしまうと、あにはからんや(以下略)。

基礎に立ち返り、
自分の今持っているこの国家資格に驕ることなく、
自分主体にならず、相手の立場からの視点を持って、
目の前の方と接することができているでしょうか。
自分で自分の背中を押しながら、今日も訪問に回っています。
なんだかんだとここまで読んでくださったあなた、私と仲良くなれそうですね…。

でも実はまだ続くので、今回はこのへんで。